173コラムダイエット生活習慣病 #糖尿病 #高血圧 #脂質異常症
「ダイエット飲料は本当に安全?肝臓への影響を最新研究から解説」
はじめに
「カロリーゼロだから健康的」
「ダイエット中はダイエット飲料を選ぶべき」
――そんな常識が覆されようとしています。最新の研究により、ダイエット飲料(低糖・無糖甘味料入り飲料)と普通の炭酸飲料の両方が、肝臓の健康に悪影響を及ぼす可能性が示されました。
本記事では、173総合内科クリニックの医学的視点から、この研究結果を分かりやすく解説し、健康的なダイエットのために知っておくべきポイントをお伝えします。
研究の概要:10万人以上を対象とした大規模調査
UEG Week 2025で発表された研究では、英国バイオバンクのデータを用いて103,251人の参加者を約10年間追跡調査しました。この研究は、砂糖入り飲料と低糖・無糖甘味料入り飲料の摂取が、肝臓の健康にどのような影響を与えるかを調べたものです。
衝撃的な研究結果
1日1缶以上(約330ml)の摂取でリスク上昇
研究の結果、以下のことが明らかになりました:
- 砂糖入り炭酸飲料:肝臓病(MASLD)リスクが約50%増加
- ダイエット飲料:肝臓病リスクが約60%増加
- ダイエット飲料のみ:肝臓関連死亡リスクとも関連
注目すべきは、「ヘルシー」とされるダイエット飲料の方が、普通の炭酸飲料よりもリスクが高いという点です。
MASLD(代謝機能障害関連脂肪性肝疾患)とは?
MASLDは、アルコールの過剰摂取が原因ではない脂肪肝のことです。肝臓に脂肪が蓄積し、放置すると以下のような深刻な状態に進行する可能性があります:
- 肝硬変
- 肝がん
- 心血管疾患
なぜダイエット飲料がリスクを高めるのか?
人工甘味料が使用されているダイエット飲料は、カロリーがゼロまたは非常に低いため、「健康的な選択肢」と考えられてきました。しかし、以下のような理由で肝臓に悪影響を及ぼす可能性があります:
- 代謝への影響:人工甘味料が腸内細菌叢に影響を与え、代謝機能を乱す可能性
- インスリン反応:甘味を感じることでインスリン分泌が促進され、脂肪蓄積につながる可能性
- 化学物質の負担:肝臓が人工甘味料や添加物を処理する際の負担
朗報:水に置き換えるだけでリスク減少
研究では、炭酸飲料を「水」に置き換えることで、肝臓病リスクが最大14.7%減少することも示されました。特に、砂糖入り飲料を水に変えた場合の効果が高いことが分かっています。
173総合内科クリニックからの医学的アドバイス
ダイエット中こそ「水」を選びましょう
健康的なダイエットとは、単にカロリーを減らすことではありません。体全体の健康を考えた食生活改善が重要です。
おすすめの飲み物:
- 水(常温またはミネラルウォーター)
- 炭酸水(無糖・無添加)
- 麦茶
- ハーブティー(無糖)
- 自家製フルーツウォーター(レモンなど糖質の少ない柑橘系)
避けるべき飲み物:
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- 砂糖入り炭酸飲料
- ダイエット飲料
- 果汁100%でも糖質の高いジュース
- エナジードリンク
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ダイエット外来でサポートします
当院のダイエット外来では、医学的根拠に基づいた適切な食事指導・生活習慣改善をサポートしています。
当院の特徴:
- 医師による個別カウンセリング
- 科学的根拠に基づいた指導
- スマホで完結・全国対応
- 無理のない継続可能なプログラム
まとめ
「カロリーゼロだから安心」という思い込みが、実は健康リスクを高めている可能性があります。本当に健康的なダイエットを目指すなら、飲み物選びから見直してみませんか?
水分補給の基本は「水」。シンプルですが、これが最も安全で健康的な選択です。
ダイエットでお悩みの方は、ぜひ当院のオンライン診療をご利用ください。医学的に正しい方法で、あなたの健康的なダイエットをサポートいたします。
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