訪問診療について
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訪問診療とは、患者さんを最期まで、その人らしく、ご自宅で生活していただけるよう、かかりつけ医としてきちんと支え続ける方法です。高齢者にかかわらず、癌の緩和医療や難病・障害・認知症・外傷などで外来通院が困難な患者さんをサポートすることが目的です。要するに、おひとりで通院することが難しくなった方、全員が対象です。
対象の方
- 寝たきりの方
- 足腰が不自由で通院が困難な方
- 障害などで通院が困難な方
- 認知症の方
- がんや難病などで在宅療養を希望される方
認知症の疑いがある方に、早期に集中的なケアを行うことも可能となります。また、認知症で通院拒否があるような方は、訪問診療を導入する良い事例です。
当クリニックの訪問診療は、医師と看護師でご自宅に訪問し、診察・検査並びに投薬治療(処方箋の発行など)を行います。さらに、看護師による自宅での介護の仕方を指導させていただきます。もちろん、患者さんの状態によっては病院や施設を利用したほうが好ましいときもありますので、臨機応変に対応が必要です。それは、ご自宅で行える限られた医療や介護では十分に病気を把握することや治療が困難なこともあるからです。
また、医療だけでは患者さんの日常生活は十分に支えられるわけではなく、主たる介護者の方をサポートすることも我々の役割だと思います。特に認知症や寝たきりなど介護度の高い患者さんを抱えている介護者の方が、疲弊しないように内服薬の調整やショートステイなどの介護・福祉サービスを利用しながら、ご家族皆様が幸せに暮らしていけるようにすることが173総合内科クリニックの使命だと思います。ゆえに、患者さんならびに介護者の方が中心となって、ご自宅で生活を続けていくうえでより快適な方法を、各種サービスを利用しながら常に検討していき続けることが必要であると、173総合内科クリニックでは考えております。
173総合内科クリニックでは、訪問診療を通し、地域の訪問看護サービスならびに居宅介護支援事業所(ケアマネージャー)などと連携し、あらゆる介護サービスを駆使して介護者の方の負担を軽減し、患者さんと介護者の方がご自宅で快適な生活を送れるように努力しております。
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当クリニックの訪問診療の特徴
- 医師に加えて看護師が同行する
- 院長が夜間電話対応・往診
- 認知症サポート医、コウノメソッド実践医
- 専任の地域連携相談員が常駐
- 即日対応可能(できないこともあります)
- 協力難病指定医ですので、外来の患者さんを含め、更新用の臨床調査個人票を記入できます
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当クリニックの訪問診療における治療方針
- 患者さんが安心してご自宅で生活できること
- 介護する家族の不安を取り除くこと
- 家族が介護疲れしないこと
- 患者さん本人だけでなく、ご家族皆様が幸せに暮らしていけること
- ご自宅で生活するにあたって必要な手技を覚えてもらうこと
- MCSで迅速でシームレスな多職種連携
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訪問診療導入の流れ
当院の地域連携相談員(看護師)や医師に来院の際やお電話0422-26-5173でお気軽にご相談ください。どんな些細な質問でも構いません。また、不定期にクリニックで相談会を実施しています。(現在コロナ感染予防のため、開催日時は未定です)
患者さんの状況によっては、その日のうちにお伺いすることもできますので、お気軽にご相談ください。また、事前にご本人抜きでクリニックでご相談いただくことも可能です。 -
訪問診療の回数について
患者さんの病状に応じて、月1回、2週に1回、または毎週訪問いたします
訪問時間
10:00~12:30 / 14:00~17:00また、急に発熱など具合が悪いときには、休日・深夜などの訪問時間以外にも往診いたします。
さらに、状況に応じ時間外や休日・深夜の往診や最期のときのお看取りもさせて頂いています。
尚、祝祭日もご都合を確認のうえ、通常通りお伺いさせて頂きます(元日を除いて)。 -
費用の目安
ひと月にかかる診療費用の概算です。
※病状・介護度により加算があります月1回訪問の場合 4,400円~(1割負担) ※介護度によります
13,200円(3割負担)月2回訪問の場合 6,460円~(1割負担) ※介護度によります
19,440円(3割負担) -
ご自宅で行う医療行為について
- 処方箋の交付
- 血液検査
- 心電図
- 超音波(エコー)診断
- 迅速検査キット(インフルエンザ・心筋梗塞など)
- 点滴・注射
- 尿道カテーテルの設置・交換
- 胃瘻の交換
- 気管切開・気管カニューレ管理・洗浄
- 人工肛門・膀胱管理(パウチ交換も含む)
- 在宅酸素供給装置・人工呼吸器の管理
- 褥創処置(軽度~重度)
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処方箋の取り扱い
お薬に関しては、原則的には処方箋をご自宅でお渡しし、ご希望の調剤薬局で調剤していただきますが、調剤薬局に訪問調剤を依頼することも可能です。
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窓口負担について
70歳以上の方 又は65歳~70歳未満の方で、後期高齢者医療保険にご加入の方には、医療保険の窓口負担に上限が設けられています。
御相談のある方は、御気軽に相談員・医師にお声掛けください。自己負担1割の方 窓口負担上限 12,000円 自己負担3割の方 窓口負担上限 44,000円 -
患者様からのお言葉
おかげさまで〇〇も健康時の日常では全く考えられないような穏やかな日々を過ごせるようになりまして心から感謝の念でいっぱいでございます。
思い返しますと、先生のおかげで二度目の生を与えていただきました思い深く致しお礼の言葉もありません。優しい言葉をかけてくださり、本当に救われた気持ちがしました。あれからずっと、よく見ていただき、父は一度も入院することなく、書して家族で最後まで看取ることができました。
いつも暖かなご診察ありがとうございます。
安心して日々を過ごせますのも先生のおかげでと感謝申し上げます。
良いお医者様に恵まれた幸運を何より感謝いたしております。
往診いただき、おかげさまで大樹に寄りかからせて居られる安心感で過ごさせていただいて、心から感謝申し上げます。
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訪問診療でお伺いする範囲
三鷹市、武蔵野市、小金井市、調布市(一部)、杉並区(一部)、世田谷区(一部)
※あくまでも目安です。(小金井市貫井南町や善福寺まで訪問しています)-
訪問診療お問合せ電話番号
0422-26-5173 -
訪問診療お問合せ
メールフォーム
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ケアマネージャーさんへ
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訪問診療のご相談は随時受け付けております。
当クリニックの相談員が対応させていただきます。当クリニックの役割とは、地域にお住まいの皆様が、安心・安全に生活していただける環境を作る担い手の一部である、と考えております。医療機関という立場からは“信頼のおける”、“品質を保った医療の提供”、“医療や介護・福祉に対する助言”、“日常生活におけるアドバイス”がそれにあたると思います。これらを実行するためには、まず地域の医療機関との連携(病診連携・診診連携・ケアマネージャーや訪問看護ステーションとの綿密な情報交換)を密に行うことによって、 患者さんの病状に応じ、疾患に対してだけではなく、「日常生活・介護に必要なサポートを見出し続けること」「必要な時にシームレスに専門的医療や介護・福祉を受けられる地域体制の構築」が我々の役割の一つであると考えております。
当クリニックでは、地域連携室を設置いたしました。当クリニックの看護師で構成されております。
随時、訪問診療の相談を行っておりますので、お気軽にお電話ください。状況に応じ、当日より訪問させていただきます。 -
訪問診療に対するポリシー
- 患者さんが安心して生活できること
- 介護するご家族の不安を取り除くこと
- 家族が介護で疲弊しないこと
- ご自宅で生活するにあたって必要な手技を覚えてもらうこと
- MCSで迅速でシームレスな多職種連携
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当院の実績
2020 2021 2022 2023 緊急往診 89 80 78 86 定期訪問 1600 1700 1700 1700 看取り数 17 3 6 11 -
お問合わせ
訪問診療開始と同時にMCSを利用しております。
MCSの”つながり”から直接、訪問診療や外来患者さんの相談を頂いても結構です。
ホームページ内の相談フォームをご利用ください。-
0422-26-5173
※地域連携相談員は、9:00から18:00で
対応しています。 -
訪問診療お問合せ
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0422-26-5173