院長紹介
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稲見 光春

院長プロフィール
昭和47年生 出身 千葉県
幼少期は父の仕事の関係で12歳までアメリカ合衆国で生活。
趣味:釣り・スキューバダイビング・ドライブ・キャンピング
大学時代の部活動:硬式テニス部・ハンドボール部・農村医学研究会・東南アジア医学研究会
モットー:為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり -

「なんとかしてあげたい」— ある医師の物語
拳を握りしめた、あの夜
「化学療法でがんと闘えるのに、なぜこの人を救えなかったのか?
ご自宅で静かに息を引き取られた、ある高齢男性の枕元で、わたしは拳を握りしめていました。
認知症が進み、食べることも、眠ることも、笑うこともできなくなっていったその方を前に、医師10年目のわたしは、ただただ無力でした。その悔しさが、今のクリニックの原点です。
2008年春、人生の転換点
それは、2008年春。
世の中はサブプライムローンから世界同時株安が起きていた時期。わたくしは、日本医科大学付属病院で、人の生死にかかわる、時を争うような骨髄移植・末梢血幹細胞移植・化学療法を行い、腫瘍とのガチンコ勝負に明け暮れる日々でした。
わたくしは医師として10年目。医師人生としての一区切りがついたこともあり、大学病院を離職し、新たな旅にでました。
幼少期海外で過ごしていたこともあり、アメリカ合衆国の医師免許USMLEを取得し、海外での生活を目指し、試験勉強とアルバイト生活に明け暮れていました。
ところが、人生は思わぬ方向へ転がっていきます。
アルバイト先のクリニックの一つでした。以前にも他の医療機関での外来や訪問診療をしていたこともありましたが、なぜかここでの外来から訪問診療という仕事にやりがいを見出してしまい、気づいてみると、試験勉強そっちのけでそのクリニックに就職。気づけば院長職を拝命いたしました。

敗北した夜 — 認知症患者との出会い
そのときの患者さんで、ある高齢の男性患者がおりました。
認知症によるBPSD(周辺周囲症状)のうち陰性症状(うつ状態・喪失感・不眠・意欲低下・拒食・摂食障害)が強く、日に日に憔悴し、点滴なども行いましたが、ご自宅で息を引き取られました。
化学療法や骨髄移植でがんと闘えるのに、なぜ救えなかったのだろうか?
自分としては一つの敗北感で悔しくて悔しくてたまりませんでした。
何か手立てはなかったのだろうか?
そこから、認知症の勉強が始まりました。ただし、いくら調べても認知症について体系だって治療と診断をという専門書が探せませんでした。
一筋の光 — コウノメソッドとの出会い
一筋の光が差してきたのが、「コウノメソッド」であったのです。
名古屋フォレストクリニック 河野和彦先生が、陽性症状の強い認知症でも家庭介護が続けられるように薬剤を処方することを最優先として、認知症のそれぞれに最も適した薬剤を極力少ない副作用で処方する、認知症を治療する対処療法・薬物療法マニュアルを作ってくださり(常時アップデートされております)、すこしずつですが、認知症の患者さんと家族に笑顔を取り戻すことができるようになりました。
今では、コウノメソッド 実践医(実践医番号:D2203)として活動しております。遠くは山梨や埼玉・栃木県からも通院されている患者さんがおります。
もうひとつの挑戦 — 腹水との闘い
開院ほどなくして、訪問診療にある患者さんが紹介となりました。
肝硬変・肝臓癌・肺転移があり、腹水がたまっている患者さんでした。通常の治療では腹水のコントロールができず、悪液質もありおなかの張り、食欲低下、呼吸苦が強く、腹水を抜いてもその効果は数日しか持たない状況でした。
ご自宅でのお看取りを前提に帰宅された方ではありますが、
「もう少し何かしてあげられることがあったのでは?」
とお看取りをした後は、この方のときもそうですが、毎回次の方に少しでもして差し上げることが増えるように、行ったケアや最期の様子を振り返ることをしています。KM-CARTという希望
別の機会に勉強会でKM-CART(腹水濾過濃縮再静注法)という治療に行きつきました。
腹水は抜くだけだと、どんどん悪化させる要因になりかねない部分があります。それは大事な栄養素を捨てているからです。
早速、要町病院に研修を受け、当クリニックでも外来で対応できるようにしております。
訪問診療とクリニックで行うKM-CARTで、入院することなく、お二人の方をご自宅でお看取りすることができました。病気になる前に — ダイエット外来という予防医療
ダイエット外来——そう聞くと、これまた何もつながりがなさそうな感じがいたしますが、私たちは生活習慣病を中心とした治療を行っております。
そうです。治療を行っております。
でもその前の段階から介入できたら、病気になる前から介入できたら、これほど素晴らしい事はないですよね。 肥満は健康ではありません。その裏には病気のリスクが既に高まっている状態です。特に関わる脂肪肝などは何も症状がないので、おざなりにされやすいですが、早めに治療を行わないと肝臓がんや肝硬変、糖尿病などの大きな病気につながる
——だからこそ介入が必要なんです。だから何とかしたいです。
「先生こんなのほっといて大丈夫大丈夫」
「もうちょっと様子見ます」
「自分で頑張ってみます。」
そう言って大きな病気にかかり、後遺症の残る病気になってしまっている方を何人も見てきました。早め早めに介入できていれば——そういう後悔のもと始めています。
自分が実践しているからこそ人に勧められる
特に糖尿病の治療において、インスリンの治療、食事制限(カロリー制限)といったものに疑問を持っており、かねてから糖質制限を治療に取り入れて参りました。
その後さらに1歩踏み込んで、「ケトジェニックダイエット並びにファスティング」を学び、治療に取り入れ、自分でも実践し74キロあった体重を学生時代の64キロまで戻しております。「自分が実践しているからこそ人に勧められる。」それが僕の考え方の1つです。
太っていたら生活習慣病の指導もできません。「先生だって太っているじゃん」——それでは何の説得力もないですよね。
だから喰い意地の張っている僕でもできる方法を学び実践し、それを皆様にお届けする活動を「ダイエット外来」と呼んでおります。食いしん坊の僕だからこそ無理は言いません。外来でもそうです。生活習慣病で通院されている方にも無理は言ってません。まず何ができるか、どこから始められるかを考え、失敗してもいいのです。また始めればいいだけです。
大事なのは継続することなのです。
それを皆様と共有できれば世の中も全体がより良くなっていくのではないかという気持ちで始めています。
肉親の病から学んだ — 自家がんワクチン
また、自家がんワクチン【自費診療】の治療も行っております。
自家がんワクチンというものは、自分のがん細胞を手術などで取ってきたがん細胞組織を加工し、体の免疫に認識させやすい形にして、それをインフルエンザワクチンのように3回にわたって投与することによって、「何が敵なのだ」ということを体に認識させることによって、自分の免疫力で病気と対峙をする。
もともとがん細胞にはこの免疫から逃れる要素を持っているものもあるので、+αでオプジーボやキイトルーダなどの免疫チェックポイント阻害薬を少量使い、低コストで治療を行っております。
これはどこから来たかといいますと、たまたま下連雀の野村病院で開催された地域の医療従事者向けの講習会で銀座並木通クリニックの三好立先生のご講演があり、知識としてはありました。いざ、「自分の肉親が癌を患い、再発した際に、何か他に手立てはないのか」と、暗中模索している際に「そうだ、こんなにいいものがあった」とお世話になり、以後、この治療を一人でも受けられるように当院でも調合できるようにしました。
私、こう見えて大学で臨床の傍ら、遺伝子の研究も行っており、マウスの解剖から遺伝子抽出・解析はお手の物なのです。
この治療も当院では数十例にわたって治療を行っております。今のところ副作用のある方はいません。すべては「自分の至らなさ」から
通して「自分の至らなさ」から「次の患者さん」に何がして差し上げられるか、それが我が173総合内科クリニックの形となっており、つねにアップデートしている要因です。
立ち上げた当初から比べるといろんな治療が追加されており、まさに総合内科と呼べる形になってきております。なんとかしてあげたい」が、すべての原動力
骨髄移植の現場から、認知症診療へ。
看取りの現場から、KM-CARTへ。
後悔の念から、ダイエット外来へ。
肉親の病から、自家がんワクチンへ。道のりは一見バラバラに見えるかもしれません。
けれど、貫いているのはたった一つの想いです。「目の前の人を、なんとかしてあげたい」
その原動力ひとつで、できる治療を一つずつ増やしてきた——
それが現在の 173総合内科クリニックの姿です。座右の銘
為せば成る、為さねば成らぬ何事も
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略歴
平成3年3月 私立成城高校卒業 平成4年4月 日本医科大学入学 平成10年3月 日本医科大学卒業 同年5月 医師免許取得 同年5月 日本医科大学附属病院第三内科(消化器内科・内分泌代謝内科・血液内科) 所属、同時に研究生に入籍
2年間にわたり、消化器内科・内分泌代謝内科・高度救急救命センター・集中治療室(循環器)にて内科全般を臨床研修。平成12年6月 日本医科大学付属千葉北総病院北総内科(総合内科)へ派遣
総合内科として、循環器・神経内科・内分泌代謝内科・消化器内科・腎臓内科・呼吸器内科で研修。平成13年1月 下館市民病院(現 筑西市民病院)内科(総合内科)へ派遣
地域密着型の病院での外来診療・入院での治療・健康診断・救急治療に従事する。平成13年7月 日本医科大学附属病院 消化器内科・内分泌代謝内科・血液内科復帰。主に消化器内科・内分泌代謝内科に従事し、さらに内視鏡センターでの上部内視鏡(200件以上)・胃透視・大腸内視鏡(50件以上)・注腸造影を行う。 平成14年7月 国家公務員共済連合会 横浜南共済病院血液内科へ派遣
地域の中核病院での入院・外来での化学療法(抗癌剤治療)・救急治療に主に従事。平成16年7月 日本医科大学附属病院消化器内科・内分泌代謝内科・血液内科復帰血液内科として骨髄移植・臍帯血移植・末梢血幹細胞移植を手掛け、極限状態の患者さんの全身管理に従事。 平成18年6月 日本内科学会認定内科医取得 平成19年5月 博士号取得(病態制御腫瘍内科学専攻)
社会医療法人財団 石心会 狭山病院 救急治療部 非常勤勤務平成20年10月 医療法人社団翔未会 桜新町クリニック副院長就任 平成21年4月 医療法人社団翔未会 桜新町クリニック院長就任
地域密着型クリニック(在宅支援診療所)として、総合内科外来・泌尿器科外来に従事。また、常時60人程度の在宅診療に従事。平成23年12月 173総合内科クリニック 開設
院長就任平成25年8月 医療法人社団LS 設立
現在に至る -
発表論文・学会発表・共著
- A new polycythemia VeraーAssociated SOCS3 SH2 mutant (SOCS3F136L) Cannot regulate erythropoietin responses. Br J HaemAtol. 2009
- TARGET Investigators. Current And future perspectives on the TARGET system: the registration system for Glivec established By the JSH.
- Analysis of the exon 12 And 14 mutations of the JAK2 gene in Philadelphia Chromosomeーpositive leukemia. Leukemia. 2008
- [Double Balloon endoscopy As A useful tool for the diagnosis And treatment of four Cases of primary small intestinal lymphoma]. Rinsho Ketsueki. 2007
- Novel Mutations of the JAK2 Gene And Erythropoietin Receptor Gene in Japanese Chronic Myeloproliferative Diseases. American Society of Hematology 2007 meeting
- Polycythemia Associated with the JAK2V617F mutation emerged during treatment of Chronic myelogenous leukemia. Leukemia. 2007
- Oral Administration of imatinib to P230 BCR/ABLーexpressing transgenic mice Changes Clones with high BCR/ABL Complementary DNA expression into those with low expression. Int J Hematol. 2006
- Growth inhibitory effect of imatinib on megakaryopoiesis And expression of p230BCr/Abl cDNA in the transgenic mice International Society of Hematology 2004 meeting
- The DCC Heterozygote Reduces the Latency Period And Changes the Disease Phenotype of Myeloproliferative Disease in p230BCR/ABLーExpressing Mice. American Society of Hematology 2004 meeting
- Simultaneous novel BCRーABL gene mutation And increased expression of BCRーABL mRNA Caused Clinical resistance to STI571 in doubleーPhーpositive Acute Biphenotypic leukemia. Int J Hematol. 2003
- Myeloproliferative disease in transgenic mice expressing P230 Bcr/Abl: longer disease latency, thrombocytosis, And mild leukocytosis. Blood. 2003
- Philadelphia Chromosomeーpositive Acute myeloid leukemia with tetraploidy. Int J Hematol. 2002
- Growth Inhibitory Effect of Imatinib on Megakaryocytosis in p230BCR/ABL Transgenic Mice. American Society of Hematology 2001 meeting
- FLT3ーTD, ーD835, NーRAS, P53 mutations in Japanese patients with Acute myelogenous leukemia American Society of Hematology 2001 meeting
- 遺伝子発現profilingによるMLL-AF4キメラ遺伝子とFlt3 D835V遺伝子異常による白血病発症機序の検討 臨床血液48巻9号
- ダブルバルーン内視鏡の有用であった小腸原発悪性リンパ腫4症例 臨床血液48巻6号
- 診断に苦慮したDLBCL中枢浸潤の1例 老年者造血器疾患研究会会誌16巻1号
- 汎血球減少症で発症し、2-CdA間欠投与法にて完全寛解を得たヘアリ-セル白血病の1例 臨床血液48巻5号
- 寛解7年後にEvans syndrome,HPSを合併し再発したHodgkin lymphomaの1例 臨床血液48巻2号
- 造血器疾患におけるMen1遺伝子の発現解析 臨床血液47巻9号
- 白血病発症機構におけるMLL-AF4キメラ遺伝子とFlt3遺伝子異常 臨床血液47巻9号
- 当科で経験した小腸原発悪性リンパ腫症例の検討 臨床血液47巻9号
- 真性多血症・本態性血小板血症におけるJAK2V617F変異とCISH,SOCS-1,SOCS-3遺伝子の発現 臨床血液47巻9号
- 慢性骨髄性白血病(CML)治療中にJAK2V617F変異を有する多血症を呈した一例 臨床血液47巻9号
- 当施設におけるグリベック使用経験 日本血液学会・日本臨床血液学会総会プログラム・抄録集67回・47回
- P230 BCR/ABLトランスジェニックマウスES細胞を用いた血液細胞分化の解析 日本血液学会・日本臨床血液学会総会プログラム・抄録集67回・47回
- 貧血,骨髄赤芽球低形成より診断しえた顆粒リンパ球増多症の1例 共済医報53巻4号
- 高齢者悪性腫瘍の治療はどうあるべきか 高齢者リンパ造血器腫瘍の治療共済医報53巻2号
- 悪性リンパ腫発症が先行した皮膚筋炎の1例 日本内科学会関東地方会
- 高齢者悪性腫瘍の治療はどうあるべきか 当院における造血器悪性腫瘍の現況 共済医報52巻
- imatinibによるp230 BCR/ABL 発現CML Tgモデルマウス脾臓内腫瘍性巨核球増殖抑制の検討 臨床血液44巻8号
- CD28陽性B細胞性リンパ腫(diffuse large B-Cell lymphoma)の2症例 臨床血液44巻8号
- Imatinib mesylateが著効した化学療法抵抗性のdouble Ph染色体陽性急性混合性白血病の1症例 臨床血液43巻9号
- MDSから移行したdouble Ph陽性急性白血病の1例 臨床血液43巻8号
- 治療抵抗性急性白血病に対しgemtuzumab ozogamicin(Mylotarg)を投与後に同種臍帯血移植を施行した症例 臨床血液43巻8号
- der(14)t(11;14)(q13;q32)を有するT細胞性悪性リンパ腫 臨床血液43巻8号
- 悪性リンパ腫患者におけるESHAP/ACES療法及びエトポシド単独投与後のG-CSFによる末梢血幹細胞の動員 臨床血液43巻8号
- Masked variant PML/RARα融合遺伝子を有し,長期緩解を維持しているAPLの症例の遺伝子解析 臨床血液43巻8号
- 骨髄移植後再発した急性リンパ性白血病より樹立したMLL/AF4融合遺伝子陽性細胞株 臨床血液42巻10号
- 直腸潰瘍,直腸腟瘻を形成し,出血性ショックをきたした1例 Progress of Digestive Endoscopy(0389-9403)57巻1号
- くり返すIABP依存の難治性心不全を呈した急性広範前壁下壁梗塞に対して心室瘤切除と血行再建が有効であった1例 Japanese Circulation Journal(0047-1828)63巻
医師紹介
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荒井 順子

専門分野
循環器内科
資格・所属学会
- 日本内科学会内科認定医
- 日本内科学会総合内科専門医
- 日本循環器学会循環器専門医
略歴
- 東京女子医科大学 卒業
- 循環器内科 入局
- 現在に至る
ご挨拶
母親として、医師として、皆様の健康と笑顔を守りたい
2児の母として日々子育ての喜びと奮闘を経験しながら、医師としても地域の皆様の健康をサポートしています。家族の健康管理の大切さを身をもって実感する毎日は、患者様やそのご家族の気持ちにより深く寄り添える診療につながっています。
学生時代にはバスケットボール部に所属し、チームプレーの大切さと目標に向かって努力することの意味を学びました。その経験は、現在の医療チームでの連携や、患者様一人一人に最適な医療を提供することへの情熱となって息づいています。
循環器内科医として、特に心に刻まれているのは、心臓移植を必要とする患者様の渡米に付き添った経験です。国境を越えて命をつなぐ医療に携わることで、医師としての使命感とともに、一人一人の人生に寄り添うことの大切さを深く学びました。
「地域の皆様が平穏で安心した生活を送れるように」という思いを胸に、日々の診療に取り組んでいます。母親の視点も持ち合わせる医師として、患者様お一人おひとりの生活背景に配慮しながら、通院診療から在宅診療まで、きめ細やかな医療を提供させていただきます。ご家族ぐるみの健康相談など、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。


