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神経・頭部の病気

神経・頭部の病気について

次の症状がある方は受診ください

  • 頭痛がする
  • 手足のしびれ
  • めまい・ふらつき
  • 失神・たちくらみ
  • てんかん・けいれん
  • 頭がボーっとする
  • 乗り物酔いをする
  • 手足のふるえ
  • 手足の動きが悪い
  • 認知症が心配

当クリニックの治療方針

脳・神経の病気は脳梗塞や脳出血など、後遺症として麻痺や言語障害が出たり、直接生活に影響を及ぼしたりする重大な病気があります。また、患者さんが誰もが心配される病気の一つであると思います。上記のような症状が前兆のこともあります。しっかり神経所見を診ることと、日常診療からリスク評価(血液検査や動脈硬化・頚動脈エコーなど)をおこない、予防・回避行動をとっておく必要があると思います。さらに適切なタイミングで画像診断(CTやMRI・超音波)を行い、必要に応じて入院設備のある医療機関にご紹介さしあげることが、大事です。

脳卒中

  • 脳卒中とは、脳の血管が詰まったり、破れる病気を指します。原因によって脳梗塞(脳へ血液を送る血管がつまる)・一過性脳虚血発作(血流が一時的に悪くなる)・脳出血(脳の中で細い血管が破れる)・クモ膜下出血(動脈瘤が破裂して脳の表面に出血が拡がる)に分けられます。脳卒中では以下のような症状が突然起こります。

    1. 片方の手足・顔半分の麻痺・しびれが起こる(手足のみ、顔のみの場合もあります)
    2. ろれつが回らない、言葉が出ない、他人の言うことが理解できない
    3. 力はあるのに、立てない、歩けない、フラフラする
    4. 片方の目が見えない、物が二つに見える、視野の半分が欠ける
    5. 経験したことのない激しい頭痛がする

    脳卒中が疑われる場合は、救急車を呼ぶなどして、一刻も早く、専門的な病院を受診する必要があります。
    たばこ、大量飲酒や運動不足・寝不足などの生活習慣の乱れから起こりやすい病気です。
    また、高血圧、脂質異常症、糖尿病などの病気・症状のある方もおこる危険性が高いと言われています。

  • 脳卒中の予防

    当院では、脳卒中を防ぐため、生活習慣病の評価、動脈硬化の評価を行います。そのうえで、病気や症状を抑えるための指導や薬の処方をしたり、生活習慣についての指導を行っています。
    脳卒中は、日本国内において、がんに次いで死亡原因の高い病気ですが十分に予防が可能ですので、ご自身の生活習慣などが気になる方は是非当院にご相談ください。

脳梗塞の診断・治療

  • 脳卒中は、脳の血管がつまったり、破れたりして、その先の細胞に栄養が届かなくなり、細胞が死んでしまう病気です。
    一度大きな発作が起きると、その後にマヒや言葉の障害などが後遺症として残る恐ろしい病気です。
    発作する前に、CTやMRIなどの検査によって、兆候を発見することができます。また、頸動脈エコーにより、血管のつまり具合を把握し、抗血小板薬の投与や外科的治療である、頸動脈内膜剥離術や頚動脈ステント留置術などの治療も検討の材料となります。
  • 下記のような方はご注意ください。

    • 大量飲酒が常態化している
    • たばこを吸っている
    • 運動不足
    • 肥満
    • 味の濃いものが好き
    • 高血圧
    • 糖尿病
    • 心臓病(不整脈など)
    • 脂質異常症
  • 予防・治療

    症状がない場合、脳梗塞のリスクを評価します。一般的には、生活習慣(喫煙・飲酒・運動)の把握、併存疾患の確認、血液検査・頸動脈エコー・CAVIなどで行います。症状のある人に関しては、MRIやCTも判断材料になります。
    血管が詰まるリスクの高い方は、血栓をつくりにくくする薬をを処方いたします。それは、抗血小板薬の処方・抗凝固療法・脂質異常症や糖尿病・高血圧の管理になります。
    また、既に動脈硬化(血管が硬く、血液が詰まりやすい状態)がある場合は、手術になる場合もあります。
    脳梗塞は、日本人の死因でも上位に来る恐ろしい病気ですので、発症する前に、是非当院にご相談ください。