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メトホルミンは膝関節痛をやわらげる?最新研究と注意点
膝の痛み、体重だけが原因ではありません!
肥満関連健康障害の一つである「変形性関節症」は、
膝関節痛や関節炎を引き起こし、日常生活に大きな影響を与えます。
近年、GLP-1受容体作動薬セマグルチド(商品名:リベルサス・オゼンピック・ウゴービ)が体重減少を通じて膝関節痛を有意に軽減することが示されましたが、
直接的な抗炎症作用はまだ明らかではありません。
メトホルミンが注目される理由
メトホルミンは、体重減少効果は限定的ですが、
「抗炎症作用」「軟骨保護作用」「免疫調整作用」などが期待できるとされています。
では、実際に膝関節痛に効果があるのでしょうか?
最新の臨床研究からわかったこと
- 対象:BMI25以上で中等度以上の膝関節痛を持つ非糖尿病患者107名(平均年齢59歳、平均BMI32.7)
- 方法:メトホルミン2000mg/日 vs プラセボ、6カ月間のランダム化比較試験(RCT)
- 結果:
- メトホルミン群はプラセボ群と比べて、膝痛(VASスコア)が統計学的に有意に減少
- ただし、臨床的な有意差(判定ライン15mm以上)には達しなかった
- 二次評価項目(WOMACスコア)でも改善傾向
- 体重減少効果は両群とも小さく、体重差による影響は限定的
- 副作用は消化器症状が30%でみられたが、重篤なものはなし
研究の限界と今後への期待
- 自己申告による主観的評価が中心で、客観的な機能測定は未実施
- 炎症マーカーなど客観的な指標の測定は行われていない
- 臨床的な意義は限定的で、今後の大規模・長期研究が必要
まとめ|膝関節痛の新たな選択肢になるか?
メトホルミンには膝関節痛をやわらげる可能性が示唆されていますが、
現時点で「関節炎治療薬」としての多面的効果を断定するのは時期尚早です。
肥満でお悩みの方は、まず医師へご相談ください。
あなたの体質や症状に合わせて、最適な治療・ダイエット法をご提案します。
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