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新着情報

「コレステロール値は正常なのに、なぜ心筋梗塞に?」 隠れた動脈硬化リスクを見つける新しい検査のご案内

田中さん(仮名・58歳男性)のケース

「先生、私のコレステロール値は正常範囲内なのに、どうして動脈硬化が進んでいるのでしょうか?」

田中さんは毎年の健康診断で、LDLコレステロールが120mg/dL、総コレステロールも200mg/dL以下と、すべて正常値でした。しかし、胸の違和感を感じて当院を受診し、詳しい検査を行ったところ、予想外の結果が判明したのです。

見えない敵:「隠れた悪玉コレステロール」の正体

実は、通常の健康診断で測定するLDLコレステロールだけでは、心血管疾患のリスクを完全に把握することはできません。近年の研究で、以下の2つの「隠れたリスク因子」が注目されています。

1. リポプロテイン(a) [Lp(a)]

  • 遺伝的に決まる動脈硬化の独立したリスク因子
  • 通常のLDLよりも血管壁に侵入しやすい性質
  • 50mg/dL以上で心血管疾患リスクが大幅に上昇
  • スタチン系薬剤では下がらない特殊な脂質

2. sdLDLコレステロール(超悪玉コレステロール)

  • 通常のLDLよりも粒子が小さく密度が高い
  • 血管壁に入り込みやすく、酸化されやすい
  • 血液中での滞留時間が長い
  • 正常サイズのLDLよりも動脈硬化を引き起こしやすい

田中さんのその後の検査結果

追加検査の結果:

・Lp(a):75mg/dL(基準値30mg/dL未満)→ 高リスク
・sdLDLコレステロール:45mg/dL(基準値25mg/dL未満)→ 高値

「通常のLDLが正常でも、これだけ高い隠れたリスクがあったのですね。早期に発見できて本当に良かったです。」

なぜこれらの検査が重要なのか?

  1. 早期発見・早期対応:症状が出る前にリスクを把握できる
  2. 個別化医療:患者さん一人ひとりに最適な治療戦略を立てられる
  3. 予防効果:心筋梗塞や脳梗塞を未然に防ぐことができる
  4. 治療の見直し:必要に応じてPCSK9阻害薬などの追加治療を検討

このような方におすすめします

  • LDLコレステロールは正常だが、家族に心血管疾患の既往がある方
  • 糖尿病、高血圧、肥満などの生活習慣病をお持ちの方
  • 喫煙歴がある、または現在喫煙されている方
  • 中性脂肪が高めの方
  • より詳しい動脈硬化リスクを知りたい方

検査料金

sdLDLコレステロール検査:5,000円(自費診療)

Lp(a)検査:107点(3割で321円)+判断料(保険診療)

※採血による簡単な検査です

検査をお考えの方へ

「コレステロール値は正常だから大丈夫」と安心していませんか?田中さんのように、隠れたリスクが潜んでいる可能性があります。

当院では、最新の医学的知見に基づいて、患者さん一人ひとりのリスクを正確に評価し、最適な予防・治療戦略をご提案いたします。