173コラムダイエット生活習慣病
朝食は高蛋白に限る
Effect of a High Protein Diet at Breakfast on Postprandial Glucose Level at Dinner Time in Healthy Adults.
- Nutrients 2023, 15(1), 85; https://doi.org/10.3390/nu15010085
健康な成人の夕食後の血糖値に対する、高タンパク質朝食の影響の検討。
早稲田大学の研究論文です。
①通常の朝食(タンパク 男性32g女性26g) +昼食抜き
②高タンパクの朝食(タンパク 男性100g女性80g) +ランチ
③通常の朝食 +ランチ
④高タンパクの朝食 +ランチ
高蛋白食:ファミリーマートのサラダチキンとサラダフィッシュ、ダノンヨーグルト1個、ザバスミルクプロテイン200ml、森永プロテインバー、グリコ プロテイン粉 25g
を2週間行い、血糖値のモニタリングを行ったところ、通常の朝食と比較して、高タンパクの朝食は、朝食後の3時間血糖値および昼食後の1.5時間の血糖値を抑制することを示唆しました。高タンパクの朝食は夕食後の血糖値との1日トータルの血糖値を抑制しましたが、昼食をスキップするとその効果は消失しました。
朝食に高蛋白を摂取することで、毎食後の血糖値を低く抑えられることは、その分、脂肪に貯蔵しにくくなりますから、
ダイエットの観点ではとても重要なことです。昼食を抜くとこの効果がなくなるので、ご注意を。