173コラム生活習慣病
インスリン投与中の2型糖尿病患者のプチ断食は有効か
出典Diabetes Care dc221622
インスリンを投与中の2型糖尿病患者さんに間歇的な断食を行ってもらった場合の安全性と効果を確認した研究です。
12週間にわたり、1日おきに週3回 18時間の絶食時間を設け、絶食の日は通常の1/4の摂取カロリーに制限したところ、絶食した人たちには、体重減少と糖尿病の著しい改善並びにインスリン必要量が減ったとの報告です。
開始前HbA1c 8.3 ± 1.1%であった人たちが、12週間後には 2.8±3.3%低下 体重は100 ± 15が4.77 ± 4.99 kg減少したとのことでした。
純粋にプチ断食だけでなく、週3回カロリー制限を行っているので、結果は納得です。
絶食時間を設けることで、血糖が下がりお安くなりますが、低血糖のリスクも増えるので、
持続血糖測定やインスリンの調整が必要になりますので、ご自身だけの判断で行わないようにしてください。