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【医学論文解説】ラーメン摂取頻度と健康リスク:山形コホート研究が明かす重要な知見
はじめに
日本人の国民食とも言えるラーメン。しかし、2025年に発表された最新の疫学研究が、その摂取頻度と健康リスクの関連について重要な示唆を与えています。今回は、山形コホート研究をはじめとする科学的エビデンスをもとに、ラーメン摂取と健康リスクについて解説します。
📊 山形コホート研究(2025年)の主要な知見
40歳以上の6,725名を対象とした大規模研究により、以下のことが明らかになりました:
摂取頻度の実態
- 月1回未満:18.9%
- 月1-3回:46.7%
- 週1-2回:27.0%
- 週3回以上:7.4%
主な研究結果
- 週3回以上摂取する群では、週1-2回摂取群と比較して死亡リスクが1.52倍(統計学的には有意傾向)
- 頻繁な摂取者は、BMI高値、喫煙、飲酒、糖尿病、高血圧の割合が高い傾向
- 特に以下の層でリスクが顕著:
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- 70歳未満の男性
- スープを50%以上飲む方
- 飲酒習慣のある方
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🌏 地域別データが示す興味深い相関
2019年に発表された別の研究では、日本の都道府県別ラーメン店舗数と脳卒中死亡率の相関が報告されています:
- ラーメン店舗の多い地域(東北地方、北関東、南九州)で脳卒中死亡率が高い傾向(相関係数r>0.5)
- 他の飲食店タイプ(ファストフード、イタリアン・フレンチ、うどん・そば)では相関なし
🔬 なぜラーメンが健康リスクとなるのか?
1. 極めて高い塩分含有量
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- 1杯あたり約6-8gの塩分(WHO推奨の1日上限は5g)
- スープを完飲すると、さらに塩分摂取量が増加
- 塩分過多は高血圧・脳卒中・心血管疾患のリスク因子
2. 高炭水化物・高カロリー
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- 血糖値の急上昇を招く
- 肥満リスクの増加
- メタボリックシンドロームとの関連
3. 栄養バランスの偏り
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- タンパク質・野菜不足になりがち
- ビタミン・ミネラルの不足
💡 173総合内科クリニックのアプローチ
当クリニックのオンラインダイエット外来では、ラーメンのような好きな食べ物を完全に我慢するのではなく、医学的根拠に基づいた適切な摂取方法をアドバイスしています。
具体的なサポート内容:
✅ 個別の食生活パターンの分析
✅ 塩分・カロリーコントロールの実践的指導
✅ 血圧・体重などの健康指標モニタリング
✅ 生活習慣病予防のための包括的アプローチ
✅ オンライン完結で通院不要
まとめ
ラーメンを楽しむこと自体は問題ありません。大切なのは頻度と食べ方です。週1-2回程度に抑え、スープは控えめに、野菜を追加するなどの工夫で、健康リスクを抑えながら食生活を楽しむことができます。GLP-1製剤はこういった食品を自然に摂取する量を減らすことができます。
気になる方は、ぜひ173総合内科クリニックのオンラインダイエット外来にご相談ください。
👉 詳しくはこちら: https://173clinic.jp/
参考文献:
- Suzuki M, et al. Frequent Ramen consumption and increased mortality risk in specific subgroups: A Yamagata cohort study. J Nutr Health Aging. 2025;29(10):100643.
- Matsuzono K, et al. Correlation between the prevalence of ramen restaurants and stroke mortality in Japan. Nutrition Journal. 2019;18:53.


