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『患者さんに寄り添う医療 – 173総合内科クリニックの理念』
私たちの診療理念は、患者さん一人一人に寄り添った医療の提供です。
この想いは、大学病院での白血病患者さんとの関わりから始まりました。
【医師としての原点】
隔離病棟での患者さんとの日々。大学病院で入院中の白血病の患者さんと過ごす日々でした。患者さんは感染予防のために隔離されていたので、面会もある程度制限されており、人との接点が少なくされていました。ガンとの戦いはまさに戦場です。全身全霊で肉を切って骨を断つ治療です。他のガンの抗がん剤治療とは、投与量の面においてレベルが違います。他の治療では白血球が減るレベルは中断ないし延期になります。しかし、造血期腫瘍(血液のがん)の場合、血液を作っている骨髄をたたく必要があるので、中断どころか、わざわざ狙っていく治療だからです。そんなギリギリの治療をしている患者さんと数ヶ月間担当させていただくと、時には突然のお別れもあり、いつも”今”自分が何をしてあげられるのか、”日々”なにができるか考えて、口下手ですが、天気のお話や外であった小さな出来事であったり一緒に一喜一憂して過ごしていました。一般病棟に出られた際にはベッドサイドでベッドに腰掛けさせてもらって、よくお話ししました。そんな生活を10年継続し、その後渡米を考えており、アメリカ医師国家試験の勉強をしようと一診療所でアルバイト生活を始めました。
【地域医療への転換】
10年の大学病院勤務を経て、町の診療所での経験から、より身近な医療の重要性を実感。町の診療所です。外来をやりつつ、訪問診療にも出かけ、患者さんとの距離感が近い、人にありがとうと言われるこんな仕事がしたかったんだ。ということを改めて認識させられ、173総合内科クリニックを開業しました。だからこそ、外来の患者さんも具合が悪く、通院が難しいときには、往診にもお伺いします。皆さんの笑顔が僕の糧です。そんな経験が今の私を作っています。これが173総合内科クリニック開設の原動力となりました。
【現在の診療体制】
■ダイエット外来 ・20-50代の働き盛り世代向けプログラム ・生活習慣に合わせた実践的なアプローチ ・継続可能な食事・運動指導
■生活習慣病治療 ・若年層から高齢者まで幅広く対応 ・予防医学の視点を重視 ・定期的なフォローアップ体制
■訪問診療 ・通院困難な方への医療提供 ・ご自宅での快適な診療環境
【特徴的な取り組み】
- オーダーメイド治療計画
- 継続的なサポート体制
- 緊密な医療連携
私たちは、患者さんの笑顔を第一に考え、これからも地域医療の発展に貢献してまいります。