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コラム シリーズ生活習慣病①

糖尿病ってなに?血糖値が高いってどういうこと?

ひとは食べ物を食べると、歯や舌で咀嚼し、嚥下し胃で消化し、小腸で吸収することで、エネルギーを得ます。食物中のエネルギーとして利用される栄養素には、炭水化物、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラルなどがあり、これらのうちエネルギー源として効率よく摂取できるのが炭水化物です。
炭水化物は、消化酵素により分解され、ブドウ糖の形になって肝臓へ送られます。その一部は脳や筋肉で利用され、残りのブドウ糖は肝臓内にグリコーゲンとして蓄えられます。つまり貯蔵庫である肝臓が痛んでいたり、筋肉に問題が出ると血液中に血糖が停滞することになります。
運動や呼吸・消化・肝臓での解毒などの基礎代謝で血液中のブドウ糖を体中で消費すると、貯蔵してあるグリコーゲンが分解されて、再びブドウ糖となって血液中に放出され、一定の範囲で維持されています。これを糖新生と言います。余談ですが、飲酒の後にラーメンが食べたくなるのは、うまく糖新生ができず、血糖が下がるから空腹感が出るからです。
ヒトの体は、飢餓状態に耐えられるようにバックアップシステムが多数ありますが、栄養が過剰な状態を想定されていません。血糖値のコントロールはいくつかのホルモンで行っています。インスリンは膵臓で作り出される、唯一血糖値(グルコース)を下げるホルモンです。逆に血糖値を上げるホルモンは飢餓状態でも生き残れるように成長ホルモン・副腎皮質ホルモン・副腎髄質ホルモン・甲状腺ホルモン・グルカゴン・ソマトスタチンなど複数存在します。これらのホルモンが上げ下げ、押しくら饅頭をしている状態で、血糖のコントロールをしています。

インスリンの働きとしては、細胞(エネルギーを消費する場所)が血液(輸送路)の中からブドウ糖(グルコース)を取り込むのを手助けしています。

糖尿病とは、何らかの原因で

                  1. インスリンの作用が弱まってしまう

                  2. インスリンの出る量が必要量よりも不足している

                  3. インスリンが出るタイミングが遅くなる

                  4. ①~③の複合要因がある

と細胞でブドウ糖がうまく利用できなくなり、輸送路である血液中のブドウ糖濃度「血糖値」が高くなります。これを高血糖といい、この状態が継続することを糖尿病といいます。糖尿病発症までの時間経過は疫学的調査では、空腹時血糖が高くなり始めた時点から約3年で境界型糖尿病になり、そこからさらに9年ぐらいで糖尿病になってしまいます。

糖尿病の原因と種類
糖尿病は大きく分けて1型と2型があります。1型糖尿病は、体の免疫系がインスリンを産生する膵臓のβ細胞を攻撃し、破壊することでインスリンが全く分泌できなくなってしまう事で、発症します。自己免疫疾患(本来は体外からからだに侵入しようとする病原体などを攻撃するための免疫機能が、自分のからだに対して作用してしまうこと)や、ウイルス感染などにより、突発的に発病することがほとんどです。小児や若年層に多く発病しますが、成人後や高齢者でも徐々にβ細胞が破壊されてくることがあります。
2型糖尿病は、加齢や日常の生活習慣(食べすぎ、運動不足、アルコールの飲みすぎ、肥満、ストレスなど)が誘因となって発病します。また、生活習慣以外にも遺伝的な要素も深く関係しているため、血縁者に糖尿病の人がいる場合にはとくに注意が必要です。(※2次性糖尿病は何らかの疾患(肝臓病や膵炎など)や薬剤(ステロイドやインターフェロンなど)投与に伴う糖尿病のことを言い別の病気です。また、膵臓がんで急激に血糖値があがっていることもあります。※※ペットボトル症候群(清涼飲料水ケトーシス)とは、スポーツドリンク、栄養ドリンク、エナジードリンク、清涼飲料水などを大量に飲み続けることによっておこる急性の糖尿病です。そのほかにも、妊娠糖尿病などもあります)

 

次回は糖尿病の合併症編です。