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総合内科とは

現代の医療は特に高度先端医療を担う医療機関ほど、医療の細分化が進んでおります。細分化により、より専門性が高くなっているものの、弊害として横断的に診療ができていない、つまり患者さんが抱えている問題点を複合的に診療されていないのが現状です。いくつもの疾患を抱えている患者さんにとって「ここの医者はこの病気しか診ない」では、何人もの医師に診てもらわなくてはならないでは困るでしょうし、患者さんが抱えている複数の疾患・悩みも考慮して治療を進めないと、一方は改善してもその他は悪化してしまうこともあります。

“地域に根ざし、患者さんに寄り添ったトータルケアの実践”

大概の患者さんはいくつもの病気を抱えており、それぞれの病気・病状・悩みに対しバランスをとりながら治療をする必要があります。また、それぞれの疾患に対し、最新の知見を入手し、様々な疾患・悩み・ご本人の病気に対する価値観や治療に対する希望を対話しながら、患者さん一人ひとりにあった治療法で進めていくことにより、より納得のいく、満足される医療を提供できると考えます。

“いつもあなたに笑顔を”

患者さんの身体面だけではなく心理・社会面(ライフスタイルや家族構成など)を含めて、ヒトを統合的に診ていこうとする全人的医療を目指すことが、総合内科の役割であると考えております。
また、どの臓器別診療科を受診されてよいのか分からない患者さん、さらには複数の領域にまたがっていると考えられる疾患などでは、窓口となるかかりつけ医・家庭医にまず相談していただくのがよろしいかと思います。疾患の鑑別をするために必要と思われる検査を行い、その時点で対応可能な疾患は治療ができると思いますし、入院治療の必要性など対応が困難な疾患あるいは特殊な検査や高度医療や専門医療を必要とする場合、他の医療機関と連携を行い、速やかに紹介さしあげることがプライマリ・ケア(身近にあって、何でも相談にのってくれる総合的な医療)としての役割だと考えております。さらに、医療機関を受診しいくつかの治療や検査の選択枝を提示された場合、さらに噛み砕いてご説明し、自分の意見を交えてお伝えすることが、かかりつけ医・家庭医の役割であると考えます。

また、プライマリ・ケアを担う立場からは、疾患を患う前に病態のコントロール(予防医学)を図ることが最も重要であると考えます。例えば、糖尿病は血糖値が異常に高くなるまで12年を要するそうです。糖尿病境界型(予備軍)から9年要するそうです。境界型だから、今はたいしたことがないなんて健康診断の結果を読み誤らないようにしてください。境界型はもう正常ではないのです。脳梗塞・心筋梗塞などの合併症は正常の方の3倍で、糖尿病の患者さんと変わりません。このようなことが防げるとすれば、

  • 患者さんご自身の健康を維持できること
  • 医療に費やす時間の短縮
  • 医療費削減効果は大きい

のです。健康診断で指摘された異常すべてが必ずしもすぐに薬物治療が必要ということではないので、まず患者さんの日常生活の習慣・ご自身の健康感を聞き取り、それに応じて必要と思われるアドバイスをしていくことにより、患者さんご自身の考え方の方向性の微調整を行っていくことも大事な任務だと考えております。生活習慣病などは定期的に血圧測定や検査により現状を把握していただき、患者さんと一緒に治療方法・内服治療を相談しながら進めていくことが、怖い合併症を引き起こさないポイントだと思っています。

最後に、実際に病を患ってしまっている場合、あるいは入院などにより著しく体力の低下・機能の低下が発生し、“歩けなくなった”“足がすぐ浮腫む”など身体機能の維持あるいは増進のために、居宅介護支援事業所や地域包括支援センターのケアマネージャーや訪問看護ステーション・訪問リハビリや訪問マッサージとともに医療・介護の面から必要な社会資源を受けられる手筈を整えることが役割であると思います。

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